没後10年になる祖母が当時使用していた八百屋や魚屋へおつかいに行くためのお財布の中に、綺麗に折りたたまれたお札が数枚入っていたとのことで、うちの母は、祖母の特徴である綺麗にたたまれたそのお札をみると、どうしても使えないのだといってわたしにそのお金を渡してきた。

そうは言っても、わたしもなんだか安易に使えないので、なにか御守りになるようなものと交換しようかなぁ、と、ぼんやりその時から思ってて、でもそうゆうふうに空想するだけで、しばらくのあいだは、使用できず引き出しのなかに保管して取っておくだけだった。

ところがつい先日、ベッドの上で目覚めたあとにふと思い立って、きょうは祖母のお金を持って、いつもホワイトセージの葉を購入しているところの石屋さんへ行こう、と決めて、行ったのだった。

なんとなくその日はターコイズがずっと頭のなかに浮かんでいたので、その石屋さんで、母から譲り受けた祖母のお金の金額ぶんのターコイズを1つ選んだ。

それとは別に、チェーンを自費で購入して、それにターコイズを通して、首から下げることにした。

お店の人は、ターコイズと祖母のお金を交換する時に、ホワイトセージの煙をあてたあとそのターコイズがわたしの喉元にくるようにチェーンをまわしつけてくれた。

ターコイズは昔から、厄除けのお守りとして、旅する我が子に親が贈ったりしていて、夢への勇気も与えてくれるとも言い伝えられているが、自分は、この真っ青なブルーの色がただ好き。ターコイズのブルーは、心にいつでも爽やかな風が吹きそうな青だ。

祖母はよく歌を歌う人だった。 家にいても、外にいてもよく歌う人だったので、一緒に暮らしていたその祖母のおかげで自分も歌を歌うことが自然と好きになった。

祖母からの贈りものとして、自分で、時期と品物を選んだわけだけれど、どうしてこのタイミングだったかということも、とてもしっくりきた。