録音、ミックス、マスタリング、録音における全行程終了。

通常よりできたてほやほやの状態で市場に並ぶことになる。9月20日。

きょうから37日後に発売。

年明けから動き出し春にスケジュールを組んで秋を目指して日々生きた。

リハーサルを重ねて曲を並べていき、いろんな毎日を過ごして、ちゃんと完成できるだろうかという不安はもちろん少しあったけれど、不安や迷いのようなものはそれまでとことんだったので、もう、レコーディングのころには、明るくフラットな状態で臨めた。

終わるころにはもう迷いがなかった。

8月に入るころには、数年のあいだ胸の中にずしんとあった岩石のようなものがなくなっているのがわかった。


全12曲。

自分が曲をかくときに気をつけていることは、誰もが覚えやすく、口ずさめるものであること、書いてるあいだに自分の心がなんかちょっとドキッとなれる瞬間がどこか一箇所でもあるということ。


今作には自分1人で演奏している弾き語りの曲から、2人で演奏しているもの、5人編成のバンド形態で演奏しているものから、管楽器アレンジを加えたものもある。


自分がバンド編成を演奏する理由は、昔からポップソングや歌謡曲が大好きだったから。

テレビから流れるお茶の間に流れるみんなのうたが大好きだったから。そのようなものに少しでも救われた気持ちになったことがあるから。そして、自分が1人で演奏する理由は、好きな時に遅くなったり早くなったり、止まったり進んだりできるから。その日の体調や気分ですべてが赤裸々になるのが面白いから。そして、どうしても、1人で歌いたい歌、というのも曲をかいているとでてくるし。



「まっしろな気持ちで会いに行くだけ」

フルアルバムとしては2枚目。「さっちゃん」と名付けたデビューアルバムが1枚目。

ずうっと長いあいだ、いままで、この「さっちゃん」という女の子に、自分と折り合いがつけられずに悩んでいたのだけれど、いまは、「さっちゃん」という女の子の母親のような気持ちで自分はいます。

「さっちゃん」との付き合い方もよくわかったし、みんなの心にいろんなさまざまな「さっちゃん」がいるのはありがたいなぁと思います。そのひとつひとつをどれも受け入れたいです。

私はわたしでしっかり歌をつくって生きればいいだけなのだし。楽しいことを追いかけて、「さっちゃん」をこれからも元気にやっていけたらなと思っています、へんな話ですが。